のぞみ治療室、代表の上田です。
寝たきり又は寝たきりに近い人。
そうでなくても歳をとると運動量がどんどん低下してきます。
運動量が減って体を動かさなくなると、それに比例して呼吸量も低下してきます。
年齢や障害の有無に関係なく、身体活動が少ない人は身体も大量に酸素を必要としないので呼吸は浅めになります。
呼吸は自律神経が司っているので、こちらがいちいち「吸って吐いて」と意識しなくても勝手に息してますよね?無意識の呼吸だけでは肺の奥の方の空気が入れ替わりにくく、よどんだ空気がたまりやすので、時々意識して深呼吸することいいのです。
口や鼻から入った空気は、喉を通り気管支を通り肺胞まで行って、初めて体内に取り込まれます。
口から肺胞までは結構な距離があるため、浅い呼吸では肺の奥の奥までは届きません。
よどんだ空気が溜まった状態です。
これでは新鮮な酸素が体内の取り込まれませんし、呼吸する筋肉も必要最小限の動きしかしません。
安静時の呼吸では3つほどの筋肉しか使いませんが、意識してしっかり呼吸すると安静時の3倍ほど多くの筋肉を使います。もし体が不自由でも自発的に呼吸しているのであれば、深呼吸をすることでもしっかりリハビリになります。
手や足のリハビリの重要性は分かっていても、呼吸とそれに関する筋肉をリハビリするなんて意識していないことでしょう。
特にお年寄りは全身の筋力低下もあり、呼吸に必要な筋肉も同じように低下します。すると早く浅い呼吸になるため空気がしっかり換気できず、肺の奥のよどんだ空気がなかなか入れ替わりません。高齢者に限らず深呼吸をすることはとても大事な事なんです。
やり方
先ずはしっかり吐く事から始めましょう。
しっかり息を吐ききって肺の中のよどんだ空気をできるだけ出し切ります。
出し切ったら鼻から吸っていきます。
吸う時よりも吐く方に時間をかけ、ゆっくり吐き出します。
ローソクを吹き消すときの要領で。
そんなに何回もやる必要はないので、一回につき3回くらいやるといいでしょう。
これで高齢者に多い肺炎などの予防にもなるので是非お試しください。
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