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脊髄損傷で麻痺した下半身が動く

江南市で訪問マッサージを始めて13年になる
のぞみ治療室です。

久々のブログ更新です。

現在、二名の脊椎損傷の方の施術を担当しています。

一人は交通事故による脊椎損傷。
下半身は完全に麻痺している状態。

もう一人は、入院中に就寝して目覚めたら下半身が麻痺していたという?
眠っていたら麻痺になっていた?
よくわからない脊椎損傷。

この方、前日まで歩行のリハビリを受けており麻痺は無かったとの事。

なぜ?
眠ている間に何が?

その後の経緯は知りませんが、脊椎損傷という診断が出て退院。

事故の方は脊髄が物理的に断裂しての脊損。
だから麻痺は理解できる。

でももう1人は、脊髄が断裂しているとは思えないのに麻痺という?

今回は後者の脊髄損傷の人の話しです。

最初、依頼をもらった時「麻痺した下半身に何ができるだろうか」と悩みました。

脊椎損傷と言えば、下半身は筋の活動も無ければ感覚も無い。

先の交通事故の脊椎損傷の方が、
「何も感じない脚をマッサージされても違和感しかない」
とのことで、下半身は触らない希望があるから、二人目の脊損の方もそうなのかなと?

二人目の方の初回の施術はマッサージ主体でおこないました。

一応、関節可動域など確認するため下肢も動かしてみましたが・・・

おや?
何か動きを感じる。

今度は私の方で脚を持ち、軽く曲げた状態にし、その方に伝えました。

「足が動く動かないは関係なしに、頭の中で足を伸ばすイメージを持って、伸ばしてみてください」

やはり動く。
微々たる力だが確実に動く。

ご本人は感覚が無いので、動いたという自覚は無いらしい。

たぶん筋紡錘やゴルジ腱器官の感度が鈍いから、脳の方に信号が行かないのだろう。

何度か試してみたが、あきらかに動いている。

今度は自分の足の動きを目で確認してもらいながら、足を伸ばしているつもりになって伸ばしてもらう。
筋や腱からの信号が脳まで来ないのなら、視覚情報を使えばよいという考え。

ここで、自分の足が動いていることを理解できた様子。

本人は「もう足は動かないもの」と思っていたそうで、まだ自分の足が動くことに大変喜んでいました。

麻痺がある人でも、頭の中で動かすイメージを持って他動的に動すと、渋かった動きがスムースになることはよくあります。

もちろん、実際に麻痺した腕や足が動く人ばかりではありませんが、反応として現れる事は多い。

例えば、
脳梗塞の麻痺がある人。
関節の拘縮があっても、固まっておらず渋いながらも可動域がある人。

その場合、

「今から私が肘を伸ばしていくので、頭の中で肘を伸ばすイメージをしながら伸ばしてください」

と言うと、渋かった関節の動きが緩んでスムースに動いたりする。

麻痺した腕が実際に動くわけではないが、ブレーキが外れたような感じで動きやすくなる。
逆に肘を伸ばしている途中で「止めて」と言うと止まることも多々ある。

実際に麻痺した腕を伸ばしたり曲げたりできるわけではないが、頭の中で動きのイメージを作ることで、筋肉に対してある程度作用させることはできます。

100%ではないですけど。

脳細胞の壊死や神経の断裂は物理的な損傷です。
確かに脳からの信号は伝わってきません。

でも、神経線維だけが信号の伝達器官とは思っていません。

バイブレーションとして伝播させることもできるはず。

思考って伝播するんです。

「伸ばしている!」
「曲げている!」

そう頭でイメージすればバイブレーションとして全身に伝播するのです。
これは非科学的な話しではなくあるのです。

波動というと嘘っぽくなってしまいますが、イメージとしては波動になるのかな?

麻痺で動かないものが、イメージの伝播だけで治るわけではありませんが、リハビリする時の助けには確実になる印象を私は持っています。

本日は以上です。

 

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