仕事柄、高齢の方に携わることが多いのもありますが、認知の症状のある方に施術をすることも多いです。
認知の出方は人それぞれで、冗談を言う明るい人もいれば、それなりに会話のキャッチボールができる人もいます。
反対に、ほとんど会話することができない人もいます。重度になってくると言葉そのものが出てこないことが多い。
そういう時は、はっきりとした意思疎通は難しい。
では、このような方を施術するときは無言で行うのかというと、そうでもないのです。
私は普通に話しかけながら行っています。
「今からこれをやりますね!」
「足を曲げてくださ〜い!」
「伸ばしま〜す!」
「ここはつらくないですか?」
こんなふうに、何かしら声をかけています。
認知症状に問題の無い人を施術するときと、基本的には変わりません。
ただ、会話が成り立たない人の場合は、独り言のようになってしまうことはあります。
でも、身体の反応が乏しく見える場合でも、気持ちの面では何となく通じている気がしています
なぜそう思うのかというと、
話しかけても何の反応もなかった方が、こちらの問いかけに対して、かすかに反応することを経験することがあるからです。
こういう時は、リアクションが無いから気づきにくいけど、意外と通じているのではないかと思う。
こういう話しを聞きませんか?
意識不明で眠っている人の前で、その人に対するネガティブな話しをしてはいけないと。
「意識がないから分からないだろう」
と決めつけて、人を物のように扱ったり、ご本人が聞いたら気分を害するであろう話は、絶対にしない方がいいと思うのですね。
意外と、ご本人に聞こえているかもしれませんよ。



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