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寝たきりに近く自分で動けない方を介護する時

江南市の訪問マッサージ。
在宅ケアのぞみ治療室の上田です。

新型コロナウィルス感染防止のため非常事態宣言が出ました。
できるだけ人との接触を避けましょうという事なのでしょうがありませんね。
だからといって介護サービスの利用を控える事は簡単にはできません。
お風呂の問題などありますから。

それでも、
「デイサービスの利用を見合わせよう」
という方も居るかもしれませんね。
すると気になるのが体のケア。

介護してるご家族のケアは大丈夫でしょうか?

ある程度動ける方の場合はまだいいですが、ほぼ寝たきりで自力で動けない方の場合、通所介護サービスを休むと色々と問題が出てきます。
休むことで3密を避けられたとしても、ずっと自宅で引きこもっている状態は、さらなる身体機能の低下を招きかねません。これはある程度自力で動ける人も、ほぼ自力で動けない寝たきりの人もです。
自身で動ける人はまだいいのですが、寝たきりに近い人の場合は通所介護を休むと色々と問題が出てきます。そこで自宅介護する時の、寝たきりについて考えていきたいと思います。

寝たきりに近いご家族、自力で寝返り打ててますか?

寝たきりの人でも自分で寝返ったり出来ればいいのですが、それもできない場合は褥瘡(床ずれ)に注意する必要があります。

元気な人が長時間寝ていても、必ず寝返ったり足や腕を曲げたり伸ばしたり無意識にしますよね?

人は同じ姿勢で長時間じっと寝ていると、自分の重さとお布団の重さで押さえつけられ、特定の部分だけ圧迫うっ血をおこします。
それで背中が痛くなったり、肩が痛くなったりするわけですが、骨の出っ張っている箇所では褥瘡(床ずれ)が心配になります。

通常人はうっ血すると違和感を感じ、勝手に体の位置を変えたり動かしたりします。
麻痺や重度の認知症のある人はこれがうまくできないので、褥瘡(床ずれ)になりやすいのです。

特に注意しないといけない場所は・・・

足のかかと
くるぶし
背骨

仙骨
骨盤
大腿骨の付け根(大転子)

など、皮膚の下がすぐ骨といった場所です。

これら褥瘡(床ずれ)を予防するには、クッションや枕を使って同じ場所が圧迫されないようにしたり、手足を動かすリハビリしたり、マッサージで滞った血流を改善する方法があるので試してみるといいでしょう。

クッションや枕を使う場合は一定時間毎に場所を変えて、同じ場所がうっ血しないようにします。注意したいのは、クッションや枕の入れ方が悪いと、逆に圧迫箇所を作ってしまい褥瘡(床ずれ)にしかねないという事です。

あと、季節も暖かくなってきたのでいいと思いますが、冬場に体が冷えないよう、お布団を何枚も重ねて被せている方は注意が必要です。羽毛のように軽い布団ならいいのですが、昔ながらの重い綿布団でかつ毛布を何枚も被せていると、より圧迫を強めてしまい、うっ血しやすくなるので注意しましょう。

体を動かしたりリハビリする場合は、麻痺している足や腕を動く範囲でゆっくり動かしてあげればいいでしょう。抵抗がある場合は無理に動かしてはいけません。動かしても抵抗が無いのであれば骨折することはまずありません。

マッサージする場合は、特別な技術を使わなくても、腕や足を両手で圧迫したり擦るだけでいいです。胴体部分は背中とマットの間に手を入れ、軽く動かすだけでも大丈夫。もし横向きにできるのなら、横を向かせて背中をさすればいいでしょう。

寝たきりの人でも一日一回はベッドの横に座らせて座位の状態を作るといいのですが、転倒させたら大変なので余ほど自信が無ければ専門家に任せた方がいいでしょう。

これだけするだけでもかなり違うと思いますので、自宅介護をされるご家族の方は是非お試しください。

もし、怪我させたら怖いとか自信が無いようでしたら、私たちのような国家資格を持った専門の施術師に頼んだ方がいいでしょう。健康保険も使えるのでそれほど大きな出費にはならないと思います。

早く新型コロナウィルスが終息し、通常の生活が戻ることを願います。

江南市の訪問マッサージ
在宅ケア治療室

脳梗塞後遺症/パーキンソン病/退院後のリハビリ/関節拘縮防止/床ずれ防止/寝たきり防止/

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◆ 定休日  日祝日
◆ メール  info@nozomi-ms.com

※ できるだけメールでお問い合わせください。
※ 施術中は電話に出られません。
※ 留守番電話に伝言をお願いします。

【主な訪問エリア】
江南市・一宮市・大口町・扶桑町

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