のぞみ治療室は、2023年の春で開業から満12年になります。
これまで多くの利用者様を担当してきました。
お身体の状態は人それぞれで、加齢によって足腰が弱っている方もいれば、何らかの病気をきっかけに体が不自由になった方もいらっしゃいます。
その中では、脳梗塞後遺症で利用されている方が比較的多い印象です。
脳梗塞後遺症では、少なからず半身に麻痺が出ることがありますが、その程度や状態は人それぞれ異なります。
左脳梗塞と右脳梗塞でも違いがあり、障害の出方も微妙に違うように感じます。
手足が完全に麻痺している方もいれば、麻痺があってもある程度は動かせる方もいますし、関節拘縮が強い方もいれば、逆に弛緩気味の方もいます。
麻痺の程度が軽く、拘縮も少ない方であれば、歩行ができるなど、ある程度自立できている印象です。
一方で、麻痺も拘縮も強い方の場合は、なかなかそうはいかないこともあります。
私たち施術者は、どのような状態であっても、利用者様の状態に合わせて内容を調整していきます。
状態が比較的軽い場合は、マッサージに加えて無理のない範囲での運動を行うことが多いですし、拘縮が強い場合は、それに対する機能訓練(リハビリ)を中心に進める、といった形になります。
比較的若い年齢で麻痺の程度が軽い方は、まだ体の状態が変化しやすいこともあるため、マッサージよりもリハビリ要素の多い施術が合う場合があります。
ある程度高齢の方の場合は、運動的な要素を控えめにし、筋緊張の緩和や拘縮予防といった内容に寄せることが多いです。
無理をさせることよりも、苦痛を減らすことを大切にしたいと考えています。
もちろん、訪問マッサージを受けたからといって状態そのものが劇的に変わるわけではありません。ただ、自力で動かせない手足を安全に動かしたり、動かさないことで硬くなりやすい筋肉をケアしたりすることには、意味があると感じています。
どのような場合でも、私たち施術者はご本人・ご家族の希望を伺いながら、できるだけ適した形で施術を行っていきます。



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