寝たきりの人の枕の位置
訪問マッサージをしていると、寝たきり、またはそれに近い方を担当することがあります。
最近ではベッドのマットも進化し、床ずれのある方はほとんど見かけなくなりました。
ただ、床ずれがなくても、寝心地という点では「どうなんだろう」と思うことがあります。
自分自身が寝るときも、安眠のためには寝心地って大事ですよね。
布団や枕の問題はあるにせよ、動ける人であれば寝相はいくらでも自分で変えられます。
私自身も就寝中は結構動く方です。
横向き寝が基本なので、同じ姿勢が続くと、体の下になっている肩や腕に違和感が出てきます。だから夜中に何度か寝返りをしていると思います。
寝たきりの方では、これができません。
寝返りは体だけでゴロンと横になっているように見えますが、実際には足も使って寝返りをします。
そのため、脚をほとんど動かせない方は、自力での寝返りが難しいことがあります。
そうなると、第三者が体位変換をしてあげる必要が出てきます。
施設などでは時間ごとに右・左・仰向けと向きを変えています。
ここで難しいのが、枕の位置です。
一般的には頭の枕だけですが、寝たきりの方の場合は、背中・腕・脚などに枕を入れることが多くなります。
特に拘縮がある方の場合は、どの位置に枕を入れるか悩ましいこともあります。
多くの場合は、拘縮させたくない位置に枕を入れることが多いです。
私も同じように枕をセッティングしますが、もう一つ意識していることがあります。
それは「寝心地がいいかどうか」です。
意思疎通ができる方であれば、枕のセッティング後に寝心地を確認できます。
問題は、認知症などで意思疎通が難しい場合です。
私が意識するのは、この3点です。
・各関節にねじれがないこと
・点ではなく面で当たっていること
・血管を圧迫していないこと
要するに、自分がその状態で寝かされたときに寝心地がいいと思えるかどうか。
また、その状態が数時間続いても苦痛が少ないかどうか、という点です。
比較的まめに体位変換をしてあげられるなら、それほど気を使わなくてもいいかもしれません。
でも、忙しくて頻繁に見てあげられないときは、できるだけ本人の寝心地も考えて枕のセッティングをするとよいと思います。



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