脳梗塞後遺症で訪問マッサージを利用される方が一定数いらっしゃる、という話は前回しましたが、パーキンソン病で利用される方も一定数いらっしゃいます。
一言でパーキンソン病と言っても、症状は人それぞれ微妙に異なります。パーキンソン病と診断されていても、パーキンソン病特有の症状があまり目立たない方もいます。
過去に私が担当した方の中には、パーキンソン病が疑われる症状が見られるものの、主治医からはその診断が出ていない方がいました。
必ずしも見た目の特徴だけでパーキンソン病と診断することは無いんだと思いました。
その後、その方は諸事情があり、かかりつけ医を変えることになりました。その方は、転院先の医院ではパーキンソン病と診断され、薬の服用が始まりました。
パーキンソン病に多い神経内科の医院というわけではなく、一般の内科医院です。その後はパーキンソン病と診断がついたため、治療(薬の処方)が始まったのを覚えています。
このときに感じたのは、医師によって見立てが変わることもある、ということです。パーキンソン病は症状の幅が広いのかもしれない、と感じました。
医学的には、パーキンソン病は原因不明の難病とされています。
そのため、病院での治療は「治す」というより、症状を和らげることを目的とした対応が中心になります。
パーキンソン病の方の症状としては、振戦(手足の震え)が見られることがあります。また、筋肉が過緊張を起こしていたり、思い通りに体が動かしにくかったりすることもあります。
動きが鈍くなったり、勝手に筋肉が緊張したりするため、施術時に筋肉の硬さが強く感じられることがあります。
パーキンソン病と診断された方の多くは薬を服用しています。
原因がわからないということなので、症状を抑える目的のために処方されます。
訪問マッサージ的には、マッサージをしたからといって病気が治るわけではありません。ただ、緊張しやすい筋肉に対して定期的にケアを行うことで、身体がリラックスし凝りがとれて楽になるという話しを頂くことが多いです。
過去にも何名ものパーキンソン病の方を施術してきましたが、施術中に眠ってしまう事が多い印象です。
眠ってしまうと、これまで緊張して硬くなっていた身体が、ふっと力が抜けてリラックスした状態になることがあります。
それだけ、体がこわ張ってしまうのでしょうね。
パーキンソン病は私たちマッサージ師が何とかできるものではありませんが、緊張した心身を一時的にでもリラックスさせられるのであれば、それは意味のある施術だと思います。



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