今日は、ある利用者様の訪問日でした。
お部屋にいなかったので、食堂までお迎えに行きました。
今のところ、歩行器があれば一人で歩ける状態です。
ただ、神経系の病気があるため、ときどき歩き方がぎくしゃくしてしまいます。
食堂から歩行器を押しながら、一緒にお部屋まで移動します。
ベッドに横になっていただき、施術を始めると、
「私は時間を無駄に使っとる」
とおっしゃる。
何のことだろうと思い、話を聞いてみると、ご自身のことをそう言っているのだそうです。
なぜそう思うのか尋ねると、スムーズに歩くことができず、移動に時間がかかってしまうことから、「私は時間を無駄に使っとる」と感じるのだと話してくださいました。
もともと、じっとしているのが苦手な性格もあって、てきぱき動けないことが歯がゆいのだそうです。
私はそんなふうに考えたことがなかったので、そう感じる人もいるのだなと、あらためて思いました。
すでに80代後半で、これまで人生の中で多くのことをやり遂げてこられたのだから、施設での暮らしくらいは時間を気にせず、もう少しゆったり過ごしていただけたら、と思ってしまいます。
けれど、そう簡単には切り替えられないのが、その方の性分なのでしょうね。
人生の後半くらいは、少し肩の力を抜いて過ごしていただきたいものです。



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