訪問マッサージを利用される方には、さまざまな目的があります。
実際の現場では、お身体の状態やご本人・ご家族の希望によって、施術の内容も少しずつ変わってきます。
大きく分けると、訪問マッサージを依頼される目的は2つあるように感じます。
1つ目は、ADLの維持を目的としたケースです。
主に、現在の状態をできるだけ保つことを目的としています。
2つ目は、今ある身体機能の向上を目指すケースです。
少しでも動きやすくなりたい、できることを増やしたい、という希望がある場合です。
1つ目のケースでは、
血行を促したり、関節のこわばりを防いだり、寝たきりの方の不快感を和らげたりすることを意識して施術を行います。
また、施術中のコミュニケーションそのものが、ご本人にとって気分転換や安心感につながることもあります。
施術としては、マッサージを中心に、関節を無理のない範囲で動かしていくことが多くなります。
2つ目のケースでは、
けがや病気で入院していた方が、退院後の身体機能の回復を目的として利用されることがあります。比較的年齢が若く、ADLの向上が期待しやすい場合などです。
このような場合は、マッサージで筋肉や関節まわりを整えながら、手足の運動を行ったり、座る・立ち上がるといった動作につなげたりしていきます。
どちらのケースにも、訪問マッサージで対応できる場面は多いと思います。
もちろん、理学療法士の方が行うリハビリとは役割や専門性が異なる部分もありますが、歩行に向けた下肢筋力や体幹の維持・向上を意識した対応は可能です。
訪問マッサージは、ただマッサージをするだけではなく、その方の状態や目的に合わせて関わり方を調整していくサービスだと感じています。
これからも、ご本人にとって今何が必要かを考えながら、丁寧に施術していきたいと思います。




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