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関節拘縮、ひじ伸びてますか?

江南市で訪問マッサージをしている、
在宅ケア のぞみ治療室の上田です。

新年明けてあっという間に半月が経ってしまいました。
月日が過ぎるのは早いですね。

さて今日は関節拘縮の話。

麻痺があったり寝たきりになると多くなるのが関節拘縮。
何らかの影響で関節を伸ばさず曲げてばかりいると、次第に関節の可動域は狭くなり最終的には曲がったまま伸びなくなります。これが関節拘縮です。
ほとんどの場合は寝たきりか、寝たきりに近い状態の人に多くみられます。

日々施術していてよく目にするのは肘・膝・足首の関節拘縮でしょうか。
脳梗塞後遺症の方だと指や手首なんかもありますね。

脳梗塞のような片麻痺の人がなる拘縮は今回は置いといて、今回はそれ以外の一般的な拘縮について書きます。

今日は肘の拘縮について書きます。

肘の拘縮は寝たきりでなくても、自力で立ち上がれなくなった人にもよく見られます。
足腰が悪くなり立ち上がれなくなった人は、1日の大半を椅子か車いすに座って過ごします。

座って過ごすとき腕はどの位置にあるでしょうか?

大抵の場合、自分の太ももの上に置いていると思います。
その時、肘はどうなっているでしょうか?
肘は曲がった状態になっています。

寝ているときも真っ直ぐ腕を伸ばして寝る人はほとんどいません。
多くはお腹の上か胸の上で手を組んでいると思います。
この時、肘の状態は曲がってますね。
これが長期間続くと筋肉の伸縮が減り、次第に肘は真っ直ぐに伸ばせなくなります。

これは体のどの部分であっても同じことが言えます。
筋肉は伸びたり縮んだりして動きを作り出すものですので、伸びたり縮んだりしなくなれば、そのまま筋線維は伸びなくなります。

日ごろから手足を大きく使う人は、筋肉の伸びしろも大きく、関節の可動域も広いといえます。
体が柔らかい人の事ですね。

日ごろから体を動かさない人、一定の動きしかしない人は、筋肉の伸びしろも少なく、関節の可動域は狭いといえます。
体の硬い人の事です。

寝たきりか寝たきりに近い人は、ほとんど体を動かさないため、同じ姿勢で長時間、長期間過ごすことになります。すると筋肉の柔軟性は失われ、曲げた関節は曲がった位置で、捻じれた部分は捻じれた状態で筋肉は伸縮性を無くしていきます。
そして可動域は狭くなり、大きく動かせなくなるわけです。

関節拘縮を起こすと腕が曲がったまま固定されるため、着衣の着脱が大変になったり、同じ場所が常に圧を受けることで褥瘡(床ずれ)になったりもします。(肘の褥瘡はあまり見かけませんが)

そうならないように、自宅で介護されているなら、ご家族が痛みのない範囲で動かしてあげればいいです。

施設入居の場合にはスタッフさんが体位変換や座らせたりすることはあっても、手足のリハビリまでしてくれることはほとんど無いと思います。

もし寝たきりで施設入所されていたり、自宅介護でもリハビリする時間が取れないとか怖くてできないといった場合は・・・

訪問リハビリや訪問マッサージのような外部の専門家を依頼をするといいでしょう。
どちらも介護保険か健康保険が使える場合がほとんどなので、一度担当するケアマネージャーさんに相談するといいでしょう。

体が不自由な分、少しでも苦痛なく過ごせる環境を作れるといいですね。

江南市の訪問マッサージ
在宅ケア治療室

脳梗塞後遺症/パーキンソン病/退院後のリハビリ/関節拘縮防止/床ずれ防止/寝たきり防止/

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◆ 定休日  日祝日
◆ メール  info@nozomi-ms.com

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【主な訪問エリア】
江南市・一宮市・大口町・扶桑町

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